うたの☆プリンスさまっ♪「マジLOVEスターリッシュツアーズ」をきっかけにアニメを完走した話

東京ドームでライブしてるアイドルのアニメがあるよーアニメ知らなくても面白いよーという情報がタイムラインにたくさん流れてきていたので、マジLOVEキングダムを当時映画館まで観に行っている。キャラクターも曲も何一つ分からなかったが、当時のツイートを遡ると寿嶺二さんを気にしていた(アンコール時に違う動きをしていたからだと思う)。あと、兄弟の弟のほうがゴスペラーズ安岡っぽい…? と書いてあるので鳳玲二さんも気にいっていたようだ。

アニメ制作をしている人たちがジャニーズを始めとした男性アイドルをきちんと研究されているんだなーと思ったことを覚えている。オープニングの列車の演出など、NEWSで見たことのある演出を連想したこともあり、知らないなりにかなり楽しんだが、当時はそれ以上の行動は取らなかった。

時が流れて2022年秋。ふたたびうたプリの映画があるよ、コンサートの映画だから分からなくても大丈夫だよ、とタイムラインに流れてきたので、前回面白かったしまた行くか! と映画館へ向かった。

お好きな方には申し訳ないが相変わらず何も知らないで出かけたので、前回よりポスターの人数が少ないことしか分からなかった。前回はジャニーズでいうところのカウントダウンコンサート的な合同ライブ、今回のが単独ライブだなと見当をつける。

本編も、とてもよかった。リアルに見たことのある演出が連想されたり、リアルでは無理なこともあったり(地球がスライスされた時はほんとにびっくりした…)そのあたりの無茶苦茶さがアニメならではで面白かった。龍が出てくるだけでなくそこに飛び乗ってパフォーマンスするのも楽しんだ。

それでいて、客席の歓声や動きがリアルな部分もあり、映画館でコンサートのライビュを見ているような没入感が感じられた。ソロコーナーのセットの作りは推しが見えない席が出てしまうのではないかと心配になってしまったくらいだ。

見終わって青か紫かオレンジの人が好きだなと思った。映画館にいる間は、アニメ映画を見たというよりST☆RISHのライブを見たと思えた。

 

さて、前回のマジLOVEキングダムと大きく違うところがある。

この数年でソシャゲ(刀剣乱舞FGO)を始めたこと、中学生の頃から好きな小説である『銀河英雄伝説』が再アニメ化されたこと。そしてこれらのことにより、私側に今活躍なさっている声優さんの知識が増えたことであった。

帰宅して公式サイトとウィキペディアを開く。演じたキャラクターを拝見した記憶がなかったのは谷山紀章さんだけだったし、その谷山さんもGRANRODEOのライブ映像を(刀ミュの刀剣男士が出た番組で)拝見したことがあった。

声優さんてすごいな…と改めて思う。例えば鈴村健一さんはヤン・ウェンリーでここ数年ずっと耳に馴染んでいたし、鳥海浩輔さんはなんといっても三日月宗近だ。宮野真守さんに至っては様々なところで声優さんとしてだけではなく拝見している(プリキュア映画の「ミデン」が個人的にはすごかった)。それが皆さんキラキラしたアイドルとして歌い演じていらした。

 

こうなると気になるのがキャラクターの背景だ。彼らはどんな人たちなんだろう? マイクを差し出しあっていたあの二人はどんな関係なんだろう? 加入している配信サイトを検索したらdアニメに『うたの☆プリンスさまっ♪』の文字が並んでいた。

ちょっと見てみるか…と再生した。映画では7人組だったが!? とあちこち調べたり、そうか恋愛シミュレーションゲームだから次々こうなるのか…と感心しながら、翌日が祝日だったこともあり、1クールを一晩で完走してしまった。

面白かった。アニメらしい突拍子のなさ(社長まわり)やお金持ちキャラのスケールのでかさもさることながらST☆RISHのミューズである七海春歌ちゃんの成長物語としても楽しかった。

さて1クール目では6人組で終わってしまった。元がゲームで隠れ攻略キャラなことは理解した。では彼はどうやってグループに加入したんだろう? 気になる。

週末の夜に続きを再生した。

結局配信済のストーリーを全部見るまで二週間かからなかった。止められなかったのだ。

いい歳になってきたせいか、理不尽な意地悪が続く物語を受け入れるのがしんどい。試練はあったとしてもそんなに長く苦しんで欲しくないし、お話の中ではみんな楽しそうであってほしい。そんな私にうたプリはちょうどよく感じられた。HE★VENSが出てきた時はちょっと身構えたけど、でも合同ライブしてたしな…と思っていたら瑛一はちゃんと仲間想いで、可愛がり過ぎて小動物を疲弊させるタイプなだけだった。よかった。

鳳社長もちょっとヤバいかな、と思ったけど早乙女社長がきちんとしてくれていたし、最終的にはライブを並んで観てくれていた。

 

一通り観て、那月が気になっている。メンバー1でっかいのにふわふわ可愛くて、でも砂月のような面も持っている。あまり自分のストライクゾーンにいなかったタイプなのでちょっと戸惑っているが、まあそういうこともある。

セシルも可愛い。ていうか気にせずネタバレも踏んだけどセシル(と某キャラ)まわりの事情にはびっくりした。マジですか。

 

自分が気になって見始めたアニメだったけど、家族も最終的に一緒に楽しんでくれたのは嬉しかった。ドラマCDがあるみたいだと言ったら興味を示したので誕生日に買ってあげるよ、と注文したのだけど、初回限定盤ABは特典のアクスタのイラスト違いなだけのようで、ちょっと戸惑った。ジャニーズだとPVや収録曲が違うのでそういうものなのかと…。

幸い映画の上映期間がのびているので、家族にも映画館での彼らを見せたいとスケジュールをにらんでいるところだ。私ももう一度見たい。

 

公式サイトがスマホから見づらいのがちょっと困る点だ。歌の入ったCDや、円盤を買わないと見られない映像の情報など知りたいことはたくさんあるのだけど…あと文字資料ヲタクなので設定資料集とかもあるなら気になる。でもよくわからない。そのへんがわかりやすくまとまっているところがないか、今もあちこち探しているところだ。

 

ここまで楽しんだならゲームも気になる。

問題は元々が恋愛ゲーム、今スマホではリズムゲームが展開されているということだ。

反射神経の要求されるゲームは昔から苦手で、例えは古いがスーパーマリオブラザーズなら最初のクリボーでやられるタイプなのである。

実際刀剣乱舞無双をプレイしていて「(下手すぎて)見ててハラハラする」と家族に言われたことがあった。それでも、刀剣乱舞無双は簡単モードがあったお陰でクリアできたけれど、要求されるリズム通りに画面をタップすることなんて絶対無理…

 

恋愛ゲームには反射神経はいらないと思う。でも、ジャニーズで推しているNEWSが数年前「NEWSに恋して」というスマホゲームになった。タイトルからわかるようにメンバーと恋愛をするゲームだった。恋愛したいわけじゃないんだよなーとは思ったが、一応プレイした。シナリオも楽しめたし、メンバーのキャラクター解釈もそんなに嫌な感じがしなかったので、最終的には少し課金もして順番に攻略していった。が、三人目(小山慶一郎くん)のところで好感度の数値が7上がったことがあり、それまで5段階だと思っていたからとてもびっくりした。斯様にそちら方面のゲームセンスがないことが明白なのである。

どうしたものか、3日にいっぺんくらいGoogle Playストアを開いては悩んでいる。