予備知識ほぼゼロで「KING OF PRISM」応援上映を観に行ってきた話とその感想

気がついたらTLに「キンプリはいいぞ」という呟きが見られるようになっていた。どうやらジャニーズJr.の話ではなく、女児向けアニメのスピンオフで男性アイドルのストーリーであるらしい。アイドルアニメはアイカツなら観たことはあったが、不勉強でプリリズは名前しか知らなかった。

気になりつつも日々目の前のことに忙殺されていたのだが、TLのキンプリトークは増えていき、たまたま時間がとれたので調べてみたら地元の映画館で1日1回だけだがまだ上映されていることに気付いた。ふらふらと翌日のチケットを買ってみたところ、そこには「応援上映」と記されていた。

聞いたことある…「応援上映」ってなんかすごいやつだ…

しかし発券してしまった。後戻りはできない。私はオフィシャルサイトも見る暇もないまま、TLの聞きかじりの知識だけで応援上映に挑むことになった。

 

上映が始まるなりサイリウムがカラフルに振られ出す。映画の予告が映ればその映画のカラーに色が変わる。スポンサー企業にも声援を送る。映画泥棒が大映しになり席のサイリウムが真っ赤になった時は思わず笑ってしまった。

7割くらい埋まってたかな?男性も思ったよりいたし。それから、掛け声の上手い女性がいらっしゃって、それもまた面白かった。

キャラクターが新しく画面に入ってくれば「後ろ後ろー!」と叫び何かネガティブな事を言えば「そんなことないよー!」と励ます。風呂場で主人公が先に入っている二人を女性と間違えたシーンでは「大丈夫ついてるよー!」と叫んでいたし、とあるキャラクターが映ると「仕事しろー!」となったのには「何で!?」と驚いて笑ったがあとから思い返せば確かに納得だ。仕事しろ。なんだあの借金。

正直私はコンサートやライブでこんなお客さんが実際にいたら「うるせぇだまっとけ」と思ってしまうタイプなのだが不思議と今回は楽しかった。

これ、友達の家に集まってライブ円盤再生したりする感じに近いのかなー?ツッコミいれたり歓声上げたりしながら皆でうわーっと楽しむのを

大スクリーンでやってる感じ。

 

ストーリーは、ほんとにほぼ何も知らずに行った(スケートでダンスをしているという基本的な設定すら知らなかった)。これはさすがに無謀だった。せめてキャラクターの名前とメンバーカラーくらい覚えないまでも眺めておくべきだったな、と反省している。

しかしまあ上映時間も1時間ちょい、複雑な話ではなかったので驚きながらも楽しめた。

あとDVDで見たKAT-TUN VS NEWSの「SUMMERY」が頭をよぎってしかたがなかった。今なら「ジャニワ」?もうほんとワケわかんないんだけどキャラクターは大真面目だしプリズムは煌めくし。…ほんとになんなんだろう。

 

それから、コウジを空を翔る列車が連れてっちゃうシーンが…なんかもう刺さって泣けた。田口くんがいなくなる理由はそんなんじゃないだろうけど、この期に及んでもなんというか実感がいまだにどこかないので、こうやってどこかに消えていってしまうような感じがするからだろうか。

 

一晩たって反芻してみているが、「すっげー面白かったけどすっげーちんぷんかんぷん」だった。前後のストーリーなど把握して、もらった総選挙投票も済ませようかと思う。誰に投票しよう…。